オーダーメイドスーツ「DOT・TAILOR」 松井拡運社長

個別の状況に応じた提案をしてリードしてもらったことがありがたかったです。商標登録をして大きな安心を買うことができたと実感しています

以前はニュースで、日本の有名なブランド名が中国で第三者に商標登録されていたため、中国でそのブランド名を使えないといったような商標問題を見聞きしても自分には全く関係のない話だと思っていました。ブランド化を進めるうえで商標を取らなければならないという危機感は全くなかったです。

事業を始めたころ、お客様の認識としては、「松井さん」にスーツをオーダーするという認識だったと思います。私も「DOT・TAILOR」の名前が使えなくなったとしても「松井テーラー」に変更すればいいや、という気持ちでした。

しかし、会社を表参道に移転した2012年頃から、「DOT・TAILOR」が雑誌、新聞、TVドラマの衣装などで取り上げられ、有名な経営者の方や俳優さんの間で広まってきて、お客様から「松井さん」ではなく「DOT・TAILOR」を指名してご依頼いただくようになってきたのです。「DOT・TAILOR」がブランドだという認識が、お客様の中で強まってきていると感じました。それはまさに、「DOT・TAILOR」というブランドが自分を超えていったターニングポイントでした。

それまで弁理士さんを何人か知っており、「松井さん、商標を取っておいた方がよいと」とは言われていたのですが、単なる売り込みにしか聞こえず、商標を取らなければならないという必要性はあまり感じていませんでした。

しかし、鈴木さんは、商標「DOT・TAILOR」を取りまく状況を事前に調べたうえで、(今後のビジネス展開を踏まえた上で商標出願のタイミングなど)こうした方がよいという具体的な提案をしてくれました。一般的な「商標を取った方がよいですよ」という話ではなく、個別の状況に応じた提案をしてリードしてもらったことがありがたかったです。私も、お客様をリードしてその方の“ふさわしさ”をご提案することを日頃心がけていますので、鈴木さんの仕事のスタイルには共感しました。

今回、鈴木さんに商標権の取得をサポートしてもらい、大きな安心を買うことができたと本当に実感しています。

 

松井さん3

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