こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
令和6年3月13日に、特許庁から公表している「AI関連技術に関する特許審査事例」に新たな事例が追加されましたので、今回はこれについて書きます。
「AI関連技術に関する特許審査事例の追加について」はこちら
「AI関連技術に関する事例について(事例の全文)」はこちら
今般追加された新たな事例は次の10事例になります。
- カスタマーセンター用回答自動生成装置
- 大規模言語モデルに入力するためのプロンプト用文章生成方法
- 放射線画像の輝度調節に用いられる学習済みモデルの学習方法
- レーザ加工装置
- 蛍光発光性化合物
- 教師データ用画像生成方法
- ネジの締付品質の機械学習装置
- 教師データ及び教師データ用画像生成方法
- 宿泊施設の評判を分析するための学習済みモデル
- 異常に対して実施すべき作業内容を出力するための学習済みモデル
詳細は、上記の資料を確認していただくこととして、例えば追加事例1として次のような情報が記載されています。
ちなみに、この事例は、進歩性がないと判断されています。
この他にも、進歩性が肯定される事例や、サポート要件等に関する事例も追加されています。
AI関連発明に関する明細書を作成する際には、是非この事例を参考にしてください!
弊所では、AI関連発明に関するご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。