知的財産権法に関する法文集について(2023)

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

今年も、本年度(令和5年)の法改正を反映した法文集が販売されていますので、今回はそれについて書きます。

法律関係の仕事を行っていると、法律の条文を参照することが多いと思います。

弊所のように、知的財産に関する業務を行っていると、特許・実用新案・意匠・商標・著作権法・不正競争防止法・パリ条約、特許協力条約、マドリッド協定議定書のみならず、種苗法、民法、独占禁止法等の様々な法律の条文を確認しなければならないことがあります。

現在は、政府が最新の法律をネット上に掲載(e-Govの法令索引検索)しているので、それを使って、各法律の条文を確認することもできます。

最新の法律がまとめられているサイト(e-Govの法令索引検索)はこちら

しかし、閲覧性の問題や、どの条文を確認すればよいか分かっている場合には、やはり紙媒体の条文集を手元に置いておいた方が便利なことがあり、弊所でも毎年最新の条文集を購入しています。

さて、主な知的財産権法文集は、次の2つだと思います。

出版社:発明推進協会

出版社:PATECH企画

弊所では、私が受験生時代からPATECH企画の法文集を使用していたことから、上記知的座さん権法文集〔第30版〕を購入し、使用しています。

どちらの法文集がよいというのは言えませんが、収録されている法律、フォントおよびその大きさ、紙質等から好みのものを選べばよいと思います。
(弁理士試験の受験生は、今でもどちらかを持っているのではないでしょうか?)

知的財産権法は、旧法が長期間適用される可能性がある法律です。

実務で使用している場合には、最新版ではなくなった法文集もしばらくは保管しておいた方がよいと思います。

弊所では、知的財産権法の旧法が適用される場合のご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。

今日は以上です。

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