こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
特許庁から「PDF形式の書類作成のための支援ツール」を提供していますので、今回はこれについて書きます。
「PDF形式の書類作成のための支援ツール提供について」Webページはこちら
2024年(令和6年)1月1日から、「電子特殊申請」を行うことができることになりました。
そして、電子特殊申請をする際には、PDF形式の添付書類を作成する必要があります。
その際に、今回ご紹介するツールが役に立ちます。
さて、現時点(2024年1月時点)において、提供されているツールは次の2つになります。
- 包括委任状提出書(包括委任状の作成を含む)
- 自動納付申出書・取下書
包括委任状が必要になるのは、弁理士や弁護士しかいないので、1のツールを使う人は少ないかもしれません。
一方、自動納付は便利な制度ですので、このツール提供を機会に自動納付を設定してみるのも良いかもしれません。
電子特殊申請は、新たな書類申請方法ですので、書式的な間違い等が生じてしまう可能性があります。
特許庁も、電子特殊申請のうち、書式が決まっている書類については、このようなツールを提供して、書式的な間違い等で手続が遅延してしまうのを防ぎたいのかもしれません。
上記Webページには、「今後、ユーザーの皆様のご要望等を踏まえつつ、対象書類を拡大することを検討しています。」と記載されていますので、特許庁からの更なるツールの提供を期待しましょう!
弊所では、このようなツールを活用した出願代理業務を行っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。