こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
2023年7月に、特許庁から「みんなの意匠権十人十色のつかいかた(第2版)」が発行されましたので、今回はこれについて書きます。
以前ご紹介した「みんなの意匠権十人十色のつかいかた」の第2版になります。
「みんなの意匠権十人十色のつかいかた(第2版)」はこちら
この資料は、初めて意匠制度に触れる人や、意匠制度をより効果的に活用されたい人、他の産業財産権制度ほど意匠制度になじみがない人に向け、意匠制度の基本やメリット、ビジネスに合わせた活用方法、出願手続の基本等を1冊にまとめたものとなっています。
さて、この資料の内容ですが、次のような目次となっています。
- はじめに
- パート1 意匠権のきほん
- 産業財産権とは?
- 意匠とは?
- 意匠権の6つのメリット
- 模倣品を発見しやすい
- 他者へのけん制や模倣品排除に効果的
- 特許性の有無にかかわらず権利化できる
- ブランド形成に役立てることができる
- 手続が簡便なため出願しやすい
- 費用と時間を抑えて権利化できる
- コラム1 どんな人がどんなデザインを意匠登録出願している
- パート2 意匠権 十人十色のつかいかた
- デザイン賞に応募するAさん「主力製品を確実に保護!」
- 模倣品対策コストを抑えたいBさん「権利取得で他者をけん制!」
- サービス業を営むCさん「ブランド形成をサポート!」
- 経営者のDさん「従業員の士気向上!」
- 部品メーカーのEさん「取引先のビジネスをも守る!」
- BtoB企業のFさん「技術保護を補完!」
- クラウドファンディング活用中のGさん「公開後に特別な手続で権利!」
- ベンチャー企業のHさん「投資家からの信頼獲得!」
- 個人事業主のIさん「コストを抑えて権利化!」
- 研究機関のJさん「研究費回収・権利関係を整理!」
- コラム2 「意匠登録証」ってどんなもの
- パート3 出願に必要な手続のきほん
- コラム3 「拒絶理由通知」が届いたらおしまい?
- パート4 参考情報
- 各種ガイドライン・役立つ資料・支援ツールと窓口
- 各地域での支援
目次は、第1版と同じになっていますが、次の図のように、掲載されている統計データが最新版に変更されています。
意匠権は、単にデザインを保護するだけではなく、様々な方法でビジネスに役立てることができる権利です。
この資料をご覧になることで、意匠権の様々な活用方法を知ることができると思います。
ぜひ活用してください!
弊所では、意匠登録出願だけでなく、意匠権の活用方法に関するご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。