こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
令和5年5月に、農林水産省から「農業技術の基本指針」が公表されましたので、今回はこれについて書きます。
「農業技術の基本指針」はこちら
この指針は、農政の重要課題に即した技術的な対応や、今後、農業の発展に資すると期待される新技術について、都道府県をはじめとする関係機関において、農業技術関連施策の企画、立案、実施等に当たっての参考となるように取りまとめられたものです。
さて、この指針の内容ですが、次のような目次となっています。
- 農政の重要課題に即した技術的対応の基本方向
- 食料自給率の向上
- 日本農業の体質強化・成長産業化に向けた取組
- 資源・環境対策の推進
- 食品の安全性の向上等
- 営農類型別の技術的対応の方向
- 水田作
- 畑作
- 園芸
- 畜産
- その他、特に留意すべき技術的事項等
- 新型コロナウイルス感染者発生時の対応・業務継続
- 自然災害等のリスクに備えるためのチェックリストと農業版BCP(事業継続計画書)
- 農作業における安全の確保
- 主要作目の災害対策技術上の基本的留意事項
- その他(農業技術総合ポータルサイト・まるみえアグリ)
- 東京電力福島第一原子力発電所事故により放出された放射性物質への対応
- 安全な農畜産物の供給に向けた対応
- 農作業における安全の確保等
この目次を見れば分かるように、現時点において重要と思われる技術に注力していくようです。
この指針が公表されたことから、もしかすると農林水産省が管轄する補助金のうち、技術開発に関する補助金については、この指針に沿ったものが優遇されることになるかもしれません。
農林水産省の補助金申請を希望している方は、是非この指針に目を通してみては如何でしょうか?
弊所では、農林水産省が管轄する補助金申請のサポートも行っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。