こんにちは。弁理士法人ブランシェ国際知的財産事務所の鈴木です。
ゴルフ好きな友人の中には、冬でも毎週のようにラウンドに出る人がいます。
しかし、冬は身体が硬くなっているうえに、たくさん着込むので、とにかく体が動きません。
以前、2月の早いスタート時間のラウンドでブルブル寒さに耐えながらゴルフをしたことがあるのですが、地面が凍結していてティーが刺さらずに苦労した記憶があります。
さらに、冬はボールが飛びません。自分の技術不足ももちろんですが、低温でゴルフボールのゴムが固くなり反発力が低下するため飛距離は落ちます。
ところで、ゴルフボールは技術の塊で日々改良が加えられています。毎年、たくさんの特許が出願されています。2022年に登録されたゴルフボール関連の発明は60件近くあります。
登録例として、「アプローチでフライヤーが生じにくくするためにスピン性能を高めたゴルフボール」(特許第7039929号)や「ボール表面の塗膜組成を制御することで、雨天時等のボールスピードや空力性能を改善したゴルフボール」(特許第7124524号)などがありますが、明細書を見ると、様々なゴルファーの要求に応えるべく改良を重ねる様子が想像でき、面白いです。
ゴルフボールのモデルチェンジのタイミングは2年に1度だそうですが、モデルチェンジごとに特許取得の新技術が反映されたものが世に送りだされているのだと思うと、見方も変わってきますね。
ゴルフボールに限らず、発明に関するご相談がありましたら、お気軽にお問合せ下さい。
今日は以上です。