こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
植物品種等海外流出防止対策コンソーシアムから、「米国における植物品種保護出願マニュアル」が公表されていますので、今回はこれについて書きます。
「米国における植物品種保護出願マニュアル」は次のリストから入手することができます。
日本においてもそうなのですが、海外においても植物品種保護制度に関する書籍はあまり出版されていません。
ちなみに、弊所では、最近種苗法に関する次の書籍を購入しました。
弊所でも、海外の植物品種保護制度に関する書籍は、次の1冊しか保有していません。
そういう状況において、海外の植物品種保護制度に関する日本語の書籍は当然出版されていません。
そこで、この「米国における植物品種保護出願マニュアル」が役立ちます!
さて、このマニュアル(本文1)ですが、次のような目次となっています。
- 米国における植物品種保護制度の概要
- 沿革
- 米国の植物新品種保護制度の概要
- 特許法の「植物特許」による保護
- 法令
- 保護対象
- 我が国の制度と異なる点
- 植物品種保護法による保護
- 特許法の「植物特許」による保護
- 米国における品種保護出願から登録に至る流れ
- 植物特許の出願から登録に至る流れ
- 植物品種保護の出願から登録に至る流れ
- 別添1 植物特許出願手続きマニュアル
- 別添2 植物特許出願の概要
- 別添3 植物特許出願の出願データシート
- 別添4 植物品種保護制度について
- 別添5 植物品種保護の出願書について
- 別添6 代理人からの聴き取り調査
- 添付資料
- アメリカ合衆国植物品種保護法(仮訳)
- 米国特許商標庁プレゼン資料①米国における植物の特許保護
- 米国特許商標庁プレゼン資料②植物特許出願手続き
- 法律事務所Cooley社プレゼン資料「IP Strategies for Protecting Important Plant Germplasm」
- 法律事務所プレゼン資料「Westerman Hattori Daniels & Adrian, LLP」
- 植物特許出願登録の実例
- ロードデンドロン ”Oryu”
- ブドウ ”IFG Nine”
この目次から分かるように、米国での植物特許および植物品種保護法、各手続の流れおよび法律実務家の聴き取り情報等も掲載されており、米国での植物品種保護の実態が具体的に理解できるようになっています。
米国での植物特許や植物新品種登録を考えている方は、このマニュアルをダウンロードして読んでみた方がよいと思います。
弊所では、米国での諸奥物特許や新品種登録出願に関するご相談も承っております。
何かありました、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。