日ブラジル特許審査ハイウェイ試行プログラムが更新されます(2021)
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
このブログ(件数制限の緩和、対象分野の拡大)でも度々取り上げてきた「日ブラジル特許審査ハイウェイ試行プログラム」ですが、2021年12月1日から2026年11月30日まで再度更新されることになりましたので、今回はそれについて書きます。
以前のブログに書いたように、「日ブラジル特許審査ハイウェイ試行プログラム」はPPH申請件数の年間申請件数の上限が増加されると共に、技術分野が制限されました。
具体的には、現時点(2021年12月時点)における状況は次のようになっています。
項目 | 2021年1月1日~ |
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総申請件数制限 (日本を含めたブラジルとのPPH実施庁からの申請の総数) | 600件/年 (IPCセクション毎に150件/年) |
一出願人辺りの件数制限 | 1件/週 |
第一国出願の制限 (日本の審査結果に基づくPPH申請の場合) | 第一国出願がブラジルとPPHを実施している国のいずれかであればPPH申請可能 |
現時点で、ブラジルに特許出願を行っている企業はそれほど多くないと思います。
しかし、今後の経済成長に伴う市場の拡大を見越して(人口2億947万人です!)、今後ブラジルへの進出を考えている企業は、進出する前に特許を取得しておいた方が良いかもしれません。
その際には、是非PPHの活用を検討してみてください!
弊所では、ブラジルへの特許出願・商標出願等のサービスも行っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。