「PayPay」「OrigamiPay」のネーミング

「PayPay」「OrigamiPay」のネーミング

こんにちは。高田馬場のブランシェ国際知的財産事務所の弁理士の鈴木徳子です。

今年の7月にサービスを開始したばかりの「7pay(セブンペイ)」が、な、なんと、9月末にはサービスを終了するという、衝撃的なニュースがありましたね。

セキュリティ上の問題があったようですね。これでは信用を一切失いかねませんね。

今日は、同じキャッシュレス決済サービスでも、「セブンペイ」ではなく、「PayPay(ペイペイ)」と「Origami Pay(オリガミペイ)」について書こうと思います。

私は、金融機関の付き合いでOrigami Payのアカウントを登録したものの、未だ使用実績はゼロです。

「Origami Pay」はスマホでのQRコード決済を日本で最初に展開した先駆者であるにも関わらず、知名度においては「PayPay」の方が勝っている気がします。連携している金融機関の数が、「PayPay」の方が圧倒的に多いことや、電話サポートサービスが「PayPay」にはあるけれども、「OrigamiPay」にはない、といった利便性の違いなど、いろいろ理由はあるでしょう。

しかし、私は、ネーミングの「語感」にも注目しています。

「ペイペイ」と「オリガミペイ」、それぞれ発音したときに受けるイメージ、語感は全く異なります。「ペイペイ」は発音したときに、「軽やかさ」や「親しみやすさ」が感じられ、「オリガミペイ」より圧倒的にリズムが良く、発音しやすいです。「ペイペイペイペイ・・・」とつい言ってしまいそうになりますね(あくまで個人的感想)。

キャッシュレスサービスのように、若い世代を中心に気軽に使ってもらう新サービスのネーミングとしては、「ペイペイ」の方が、間違いなく、しっくりきます。両者の認知度の違いには、語感の違いも影響しているかもしれませんね。

逆にいうと、ネーミングを考案するときには、発音したときの語感にも気を配った方がよさそうです。

弊所では、語感分析を駆使したネーミングのセミナーやネーミングのご相談も承っております。
ネーミングに関して何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。

今日は以上です。

この記事を書いた人

鈴木 徳子