2017年のトクホ市場規模は6586億円!
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
先日、公益財団法人日本健康・栄養食品協会から、トクホ( 特定保健用食品)に関するアンケート調査結果が公表されたので、今回はそれについて書きます。
このアンケート調査によると、2017年のトクホ市場規模の見込み額は6586億円になったそうです。
この市場規模は、2007年の6798億円に次ぐ市場規模となっています。
ただし、現在は特定保健用食品制度と同様な機能性表示食品制度も存在しますので、これらの食品を含む健康食品市場は、2007年当時よりもさらに大きな市場となっていると考えられます。
特に、機能性表示食品は、トクホよりも取得にかかる費用が少なく、時間もかからないということもあり、現在急激に商品数が伸びています。
実際、現時点(2018年6月)での機能性表示食品の届出件数は1300件以上となっており、1078件のトクホ取得件数を超えています。
機能性表示食品の存在によって、トクホの食品市場は急激に小さくなっていくのかと思いましたが、しばらくの間両制度は併存して行くのかもしれません。
トクホの認証を得るには、機能性表示食品と異なり、その食品に関する臨床試験データを示す必要があるので、信頼感があるからでしょうか。
ところで、以前のブログにも書いたように”機能性食品+特許(特定保健用食品+特許)”は最高の組み合わせになると思います。
弊所でも、積極的に機能性食品の開発に関与して行こうと考えていますので、気になる方は弊所に是非お問い合わせください。
今日は以上です。