おもてなし規格認証取得のメリット

おもてなし規格認証取得のメリット

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

以前のブログで、おもてなし規格認証をご紹介しましたが、今回おもてなし規格認証を取得した事業者に対して、設備資金や運転資金に関し、日本政策金融公庫から通常よりも低い利率で融資を受けられることになったので、それについて書きます。 下向き矢印

今までは、おもてなし規格認証を取得しても、「名刺等にロゴマークを使えるだけ」ということしか明確なメリットがありませんでした。

特に、「紅認証」以外のおもてなし規格認証を受けるには、第三者からの有償の認証を受ける必要があり、なかなか認証を受けるインセンティブが働かなかったのではないでしょうか?

これが理由という訳ではないと思いますが、今回「紅認証」以外のおもてなし規格認証を取得した事業者に対して、基準利率よりも低い利率で日本政策金融公庫から融資を受けることができるようになりました。

2017年7月現在では、各認証を取得した事業者に対して、次のような、より低い利率が適用されます(2017年7月現在)。

認証適用利率
紫認証マーク紫認証:
基準利率 - 0.65
紺認証マーク紺認証:
基準利率 - 0.65
金認証マーク金認証:
基準利率 - 0.40

日本政策金融公庫のHPによると、直接貸付:7億2千万円(うち運転資金2億5千万円)に対して適用されるようです。

日本政策金融公庫から融資を受ける予定がある事業者であれば、多少お金がかかってもおもてなし規格認証を受けた方が、全体としては有利な融資(日本政策金融公庫に支払う利息が低く)を受けられるのではないでしょうか?
(融資額によるとは思いますが。)

せっかく経済産業省の肝いりで作った制度ですので、もっと多くのメリットを提供して、多くの事業者に使ってもらえるようにしてもらいたいですね!

ちなみに、弊所は紅認証しか取得していませんので、今回ご紹介したメリットを享受することはできそうもありません。。

今日は以上です。

この記事を書いた人

branche-ip