悪意の商標出願事例集
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
今回は、日米欧中韓の商標五庁(TM5)が作成した「悪意の商標出願事例集」(英語版)が公表されたので、それについて書きます。
近年、著名なブランドと同一または類似した商標が、権利者とは無関係の第三者より商標出願・登録される事例(悪意の商標出願)が増えて来ているようです。
なお、昨年日本特許庁が異例の注意喚起をしたように、日本でも悪意の商標出願と思われる商標出願が増えています。
このような状況に対し、日本国特許庁がリードして行われた「悪意の商標出願プロジェクト」の一環として、商標五庁の各庁に出願された悪意の商標出願を取りまとめ、この悪意の商標出願事例集を作成したようです。
さて、この悪意の商標出願事例集ですが、次のような目次となっています。
- Introduction
- Case Exsamples
- Case Exsamples of EUIPO (10 samples)
- Case Exsamples of JPO (10 samples)
- Case Exsamples of KIPO (10 samples)
- Case Exsamples of SAIC (10 samples)
- Case Exsamples of USPTO (10 samples)
- Appendix
- Related Articles of each countries
- Comparison Table
- Procedures
- Others
具体的には、次のような事例が掲載されています。
この事例集は、自社の商標が外国で悪意の商標出願されていた場合に、商標登録の無効を争えるか否かの参考になるかもしれません。
是非ダウンロードして、読んでみてください!
悪意の商標出願に対する解決法が見つかるかもしれませんよ。
弊所では、悪意の商標出願がなされた場合についてのご相談も対応しております。
何かありましたら、是非ご相談ください。
今日は以上です。