知的財産法学試験が始まります!
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
今回は、2017年8月から新しく始まるIPLawTest(知的財産法学試験)について書きます。
IPLawTestとは、知的財産に関する「法律」に特化し、その知識レベルをスコアにより評価することができるテストです。ちなみに、私が試験委員をしている知的財産管理技能検定の実施機関である知的財産教育協会が実施します。
IPLawTestのHPによると、次の3つの特徴があるそうです。
- 知的財産法の知識レベルを測定
- 知識レベルをスコアで評価
- 必要な「法領域」を選択できる
詳細は、IPLawTestのHPで確認して欲しいのですが、この試験の特徴としては「弁理士試験の短答式問題を最大限活用します」と明言していることでしょうか?
法領域も、「特許法・実用新案法」「商標法」「意匠法」「条約」「著作権法」「不正競争防止法」の6つで、弁理士試験の範囲と同じになっています。
また、テスト委員会には、弁理士試験委員経験者が含まれるようです。
このような状況を考えると、弁理士試験受験者は、弁理士試験に慣れるためにも受験してみては如何でしょうか?
弁理士試験は年1回しかないので、当日に緊張して実力が出せなくなると大変です。
総合テストの試験時間も、弁理士試験の短答式試験と同じ3時間30分となっているので時間配分の練習にもなります。
弁理士試験のようにいろいろなバックグラウンドを持った方が受ける試験になると思いますので、短答式試験のよい練習になると思います。
もちろん、弁理士試験受験者以外の方も、知的財産法の知識を客観的に測定するいい機会になると思います。
新しく始まる試験ですが、是非挑戦してみてください!
今日は以上です。