J-PlatPatが改良されるようです(2016)
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
以前のブログで、J-PlatPatからパテントファミリーの情報を入手できるようになると書きましたが、今度はJ-PlatPatが今年の年末から再来年の3月にかけて改良されることになったので、それについて書きます。
INPITのプレスリリースによると、J-PlatPatの改良スケジュールは次のようになっています。
平成28年12月26日
1.トップページのレイアウト変更
- 必要な情報へのアクセスがしやすいようお知らせ欄を整理
- 各種特許情報へのリンクバナーの追加
- メンテナンス情報の掲載欄の追加
2.特許情報固定アドレスサービス(試行)
- 特定の公報情報にアクセスするためのページのURLを固定化し、メール等による特許情報の共有を容易化する
平成29年3月末
1.印刷機能の改善
次のようなデータをレイアウトが崩れることなく印刷できるようにする
- 審査書類情報照会で表示される書類
- パテントマップガイダンスで表示されるFタームリスト
- 商標出願・登録情報の結果一覧等
2.詳細表示(特許・実用新案)のユーザーインターフェース改善
特許・実用新案の公報の項目表示の際に、画面をスクロールしても「図面」「前の文献/次の文献」を常に表示できるようにする
3.パテントマップガイダンスの分類情報への直接リンクが可能
パテントマップガイダンスの分類情報への直接リンクをできるようにする
平成30年1月~3月頃
特許・実用新案検索機能の刷新
- 外国公報(米国・欧州・国際出願)の英語テキスト検索(機能追加)
- 分類とキーワードを掛け合わせた検索(機能追加)
- 合金検索サービス(機能追加)
- 近傍検索(機能追加)
- 国内の公開特許公報等のテキスト検索が可能な年範囲の拡大(機能改善)
- 検索結果表示件数の上限拡大(機能改善)
いろいろ使いやすくなるようで、利用者としては非常に楽しみです。
個人的には、特に「印刷機能の改善」を期待しています。
今のシステムでも、審査書類情報照会で表示される書類を印刷することができるのですが、レイアウトが崩れてしまい、見難くなることが多いです。
来年(平成29年)3月末の改良では、その点が改善される予定ですので期待しています。
また、「特許・実用新案検索機能の刷新」については、実装された段階で判断する必要がありますが、もし使いやすいようであれば、商用のデータベースを使わずに特許調査ができるようになるかもしれませんね!
弊所では、特許調査のご相談も承ります。
特許調査について何かありましたら、弊所まで是非お問い合わせください。
今日は以上です。