音商標について
こんにちは。ブランシェの弁理士 鈴木徳子です。
今年(2015年)の4月から受付が開始された音や色などの新しい商標ですが、先日の報道によりますと、受付開始から半年で1000件を超えた出願件数に対して、第一弾の認定はわずか43件だったそうです。
このうち音商標については、伊藤園の「おーいお茶」など音声の多くは認められたものの、”楽器演奏のみ”の音については認定を見送られたそうです。
大幸薬品の正露丸のCMでよく耳にするトランペット演奏の音も、認定を見送られたということなので、内容を調べてみました。すると、例のトランペットの音については、信号ラッパの楽曲の一種として認識される音に過ぎず、識別力がないという理由で情報提供がなされていました。
音商標は、企業のPRの強力な武器になると思います。音商標の制度自体、導入されたばかりなので、審査状況を今後注力していきたいと思います。
今日は以上です。