こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
2024年9月2日に、特許庁から『出願支援ガイド「商標出願ってどうやるの?」』が公表されましたので、今回はこれについて書きます。
出願支援ガイド「商標出願ってどうやるの?」はこちら
このガイドは、拒絶されない商標出願をするためのポイントを分かりやすく解説しており、初めて商標出願するユーザーに読んでもらうことを目的として作成されています。
さて、このガイドの内容ですが、商標出願から商標登録までを、次の5つのステップに分けて説明しています。
- ロゴマークやネーミング(商標)の決定
- 商標を使う商品・サービスの指定
- 似たような登録商標がないか調査
- 出願書類の作成と出願
- 出願後の流れ
この流れは、まさしく特許事務所で行っている商標出願業務と同じ流れになります。
上記の流れのうち、2と3が実務的に難しく、特に3の類否判定が最も難しいです。
J-PlatPatを活用することによって、類否判断をある程度行うことができますが、最終的には今までの判例・審判等の流れを把握しないと確度の高い類否判断を行うことができません。
最近は、特許事務所に依頼せずに自分で商標登録出願される方も多いです。
しかし、商標登録にならなかった場合に、その商標を使用していると商標権侵害等のリスクが発生することになることもありますので、このガイドを活用しながら慎重に商標登録手続を進めてください。
弊所では、商標登録に関するご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。