こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
2024年9月2日に、特許庁から「事例から学ぶ 意匠制度活用ガイド 第6版」が発行されましたので、今回はこれについて書きます。
「事例から学ぶ 意匠制度活用ガイド 第6版」はこちら
このガイドでは、デザイン保護の中心的な役割を果たす意匠制度の活用方法が具体的な事例を基に紹介されています。
さて、このガイドの内容ですが、次の目次となっています。
- 意匠制度の基本
- 知的財産権の基本
- 意匠とは?
- 意匠権取得までの流れ
- 意匠の出願方法
- ニーズに応じた意匠出願
- 外国での権利取得
- 意匠権に期待される効果
- コラム | 調査結果から見える意匠制度活用①
- 意匠制度の活用事例
- 事例マトリクス
- 株式会社資生堂
- JUKI株式会社
- TOA株式会社
- 株式会社ホンダアクセス
- 三菱電機株式会社
- 株式会社ワコール
- アッシュコンセプト株式会社
- 株式会社いのうえアソシエーツ
- WHILL株式会社
- Vintage Revival Productions
- 株式会社エンジニア
- クロバー株式会社
- サーモス株式会社
- 八幡化成株式会社
- 富士工業株式会社
- 有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所(飯田吉秋氏)
- 株式会社エムテド(田子學氏)
- 有限会社znug design(根津孝太氏)
- 国立研究開発法人産業技術総合研究所
- 学校法人女子美術大学
- 国立大学法人千葉大学
- 松井宏記弁理士
- コラム | 調査結果から見える意匠制度活用②
- 参考情報 特許庁、INPITによる支援等
- 全般の支援
- 役立つ資料
- 各地域での支援
この目次を見れば分かるように、各社がどのように意匠権を活用したかについて具体的かつコンパクトに説明されています。
もちろん、各社の取り組みも目を通していただきたいのですが、個人的には、次の「意匠制度活用の失敗例と成功例」にも目を通してもらいたいと考えております。
意匠権を含めて知的財産権については、戦略的に取得し、かつ活用することをお勧めします。
日本の企業の方は知的財産権を取得することで安心してしまい、知的財産権を活用しないことが多い傾向があります。
知的財産権は、活用して初めてその真価を発揮できると思います。
是非、このガイドラインに目を通して、自社の意匠権の戦略的な取得・活用を検討してみては如何でしょうか?
弊所では、意匠権の戦略的な取得・活用に関するご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。