こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
令和5年10月1日からステルスマーケティング※は景品表示法違反になりますので、今回はこれについて書きます。

「ステルスマーケティング」に関するプレスリリースはこちら
景品表示法では、令和5年10月1日から「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」を景品表示法第5条第3号に規定する不当な表示として取り扱うことになりますので、注意してください。
消費者庁HPから「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」の運用基準をダウンロードすることができますが、文字で解説されているため、なかなか分かり難いかもしれません。
そのためか分かりませんが、消費者庁は、「景品表示法とステルスマーケティング~事例で分かるステルスマーケティング告示ガイドブック~」を公表しています。

「景品表示法とステルスマーケティング~事例で分かるステルスマーケティング告示ガイドブック~」はこちら
このガイドブックには、景品表示法の概要から、景品表示法とステルスマーケティングとの関係について記載されています。
そして、「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」の具体例が次のように例示されています。

このように、景品表示法とステルスマーケティングについて、比較的分かり易く解説されています。
自社の宣伝が、景品表示法とステルスマーケティングとの関係について理解する際には、まずこのガイドブックを読んでみることをお勧めいたします。
現時点(令和5年9月時点)では、宣伝にステルスマーケティングを行っている企業も多いと思いますが、今後はその宣伝が景品表示法に抵触する可能性があります。
そうならないようにも、是非このガイドブックや上記Webサイトを確認してください!
弊所では、景品表示法に関するご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。
※「ステルスマーケティング」とは、広告であるにもかかわらず広告であることを隠すことをいう(「景品表示法とステルスマーケティング」消費者庁作成)。