こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
東京商工会議所から、「越境EC/海外販売の基礎知識」が発行されましたので、今回はこれについて書きます。
「越境EC海外販売の基礎知識」はこちら
この資料は、これらから越境ECを始める方向けに、取り組むうえで押さえておきたいポイントをまとめたものとなっています。
さて、この資料の内容ですが、次の様な目次となっています。
- 越境EC を始めるまでの大きな流れ
- 越境EC 開店から販売までのフロー図
- 越境EC で売れている商品
- 主要地域のEC 市場の概況
- 越境EC のメリット · 注意点
- 越境EC の出店方法 ~ EC モールとEC サイト~
- 越境EC のB2B
- 言語· 翻訳
- 決済手段· 通貨の設定
- 商品写真の撮り方
- プロモーション
- SNS の活用
- ライブコマースの活用
- 海外への発送
- 海外へ発送できないもの
- 返品対応
- 越境EC に関わる税金・規制など
- 越境EC に取り組むにあたり気をつけること
- 越境EC に掛かる費用の目安
- 成功には意識改革が重要
- 越境EC 活用事例
- 支援機関の越境EC 活用支援施策
この目次から分かるように、この資料を読めば、開店、集客、運営等の越境ECサイト流れと、それに関連する注意点を理解することができるようになります。
例えば、「越境EC に取り組むにあたり気をつけること」には知的財産に関する注意点もキチンと解説されています。
具体的には、「越境EC で海外進出、特に中国が対象国となっている場合に十分な知的財産権対策が必要です。」という項目の対策として、次のように記載されています。
「対策が十分でなかったために、大量の模造品が発生し自社商標が先取りされたり、特許· 商標権侵害で訴えられたりするなどの問題が多発しています。このようなことが起きる前に権利を取得するなどの事前準備が重要です。JETRO で海外における知的財産権に関する相談を受け付けていますので、活用するとよいでしょう。」
ちなみに、私はJETROで相談員をしていますので、JETROに相談を申し込むと私が担当することになるかもしれません。(笑)
さて、この資料ですが、上記のように各工程での注意点や解決策が簡潔に解説されています。
これから越境ECを始めようとしている方は、まずこの資料を読んでみては如何でしょうか?
海外ECモールへの出店費用等についても、大まかな目安も提示されていますよ。
弊所では、越境ECや海外販売における知的財産のご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。