日ブラジル特許審査ハイウェイ試行プログラムの申請受付停止(2022)

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

2022年10月26日の特許庁のプレスリリースによると、特許庁から、2022年のブラジル産業財産権庁へのPPH申請は、通常型PPH及びPCT-PPH共に上限に到達し、PPH申請の受付を停止してしているようです。

ブラジルの国旗

2022年1月1日から、従来の通常型PPHの総申請件数(日本を含めたブラジルとのPPH実施庁からの申請の総数)の上限が年間700件(IPCセクション毎に年間150件の上限)に緩和されることに加え、PCT-PPHの総申請件数枠が上限100件で設けられました。

ところが、現時点(2022年10月時点)において、通常型PPH及びPCT-PPH共に上限に到達してしまったようです。

最近は、ブラジルに特許出願する企業が増えてきているのかもしれません。

身近では、知人の息子さん(日本の大企業に所属)が今年ブラジルに赴任したという話を聞きました。

現時点でのブラジル経済の先行きは不透明と言われていますが、将来有望な国になると考えて、今後ブラジルに進出しようと考えている企業が増えているのかもしれませんね。

製造業で海外進出する際には、その国で特許を取得しておくことは重要です。その際には、是非是非PPHの活用を検討してみてください!

弊所では、ブラジルを始め、外国での特許出願・商標出願等のサービスも行っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。

今日は以上です。

この記事を書いた人

branche-ip