特許庁とMakuakeが共催のセミナーを行います

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

特許庁のプレスリリースによると、2022年11月22日14時から、特許庁と株式会社マクアケとが共催で「今知りたい知的財産。新しい技術やアイデアを守り、賢く新発売するコツとは?」というタイトルのセミナーを行うので、今回はこれについて書きます。

セミナー告知のトップ画像
引用:特許庁HP

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株式会社マクアケは、クラウドファンディングサイト「Makuake」を運営している会社で、新商品や新サービスを積極的にプロデュースしています。

今回のセミナーでは、特許庁の職員と共に、マクアケと特許庁それぞれの制度や取組を紹介してくれるようです。

クラウドファンディングは、試作品等の資金調達だけでなく、テストマーケティングにも活用できる面白い仕組みです。

ただし、注意も必要です。

クラウドファンディングでは、プロジェクトの概要や製品(試作品)の写真やイラスト等を記載した資料が公開されます。

その結果、その資料等は公知情報となってしまうため、クラウドファンディング後にそのプロジェクトが上手くいきそうなので、プロジェクトに関する特許権や、製品のデザインに関する意匠権を取得しようとしても取得できなくなく可能性が高くなります。

そのためには、クラウドファンディングを行う前に、原則として特許出願や意匠登録出願を行っておくことをお勧めします。

上記のような注意点も説明してくれると思いますので、クラウドファンディングを考えている方は、このセミナーに参加してみては如何でしょうか?

弊所では、クラウドファンディングに関するご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。

今日は以上です。

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