こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
2022年5月30日に、特許庁が「人工知能(AI)技術の活用に向けたアクション・プラン」を公表しましたので、今回はそれについて書きます。
「人工知能(AI)技術の活用に向けたアクション・プラン」はこちら
このアクションプランは、平成29年度に特許庁が作成した「人工知能(AI)技術の活用に向けたアクション・プラン」(令和4年度まで)の継続版ということになります。
特許庁は、次の8項目に関するアクションプランを作成しています。
- 特許分類付与
- 先行技術調査(概念検索、特許文献のランキング表示等)
- 先行技術調査(検索手法の高度化)
- 特許審査管理業務
- 先行図形商標の調査(商標イメージサーチ)
- 先行文字商標の調査
- 指定商品・役務調査
- 先行意匠調査(画像検索技術の意匠図面への適用)
個人的にはどこまでAIで対応できるかわかりませんが、少なくとも、5の先行図形商標の調査(商標イメージサーチ)や先行文字商標の調査はある程度できるようになるのではないかと思ってます。
(それ以外の項目は人間が行っても難しいのに、AIが本当行うことができるのか、ちょっと疑問に思ってます。)
もちろん、これらの項目がAIでできるのであれば、出願人、特許事務所、特許庁の業務は相当効率化されるのではないかと思うので、期待はしていますよ!(笑)
技術の進歩はとどまることを知りません。特に、情報技術の進歩は目を見張る速度で実現化されてきています。
状況に応じて、最適なツールを利用して業務を効率化して行きましょう!
弊所では、AIに関する発明についてのご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。