こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
2022年5月18日に、特許庁から「知財ビジネス評価書(基礎項目編)作成の手引き」が公表されましたので、今回はそれついて書きます。
「知財ビジネス評価書(基礎項目編)作成の手引き」はこちら
この手引きは、金融機関・取引先と知財専門家の間でのコミュニケーションの促進を図ることができるように取りまとめられました。
さて、この手引きの内容ですが、次のような目次となっています。
- 知財金融の取り組みと本書の内容
- 知財金融の流れ(全体像)
- 各活動の位置づけ・役割
- 本書の内容
- 知財ビジネス評価書(基礎項目編)作成フローチャート
- 知財ビジネス評価書の大まかな流れ
- A : 対象企業探しガイド
- B : 専門家探しガイド 金融機関向け
- C : 企業概要シートの入力
- D : ええとこSTEP®の活用
- E : 「良いところ(強み)」を支える知財の棚卸し
- F-1 : 強みと権利の関係
- F-2 : ブランド名称と権利の関係
- H : 競合他社探索
- I : 知財から見える「新たな事業」発見シート
- J : 「知財の価値」の引き出し方 発見シート
- 対話
- 知財ビジネス評価書の大まかな流れ
- 参考
この手引きに従って自社の情報を整理することによって、知財ビジネス評価書を作成することができると思います。
例えば、このガイドラインには、次のような分かり易いフローチャートが記載されています。
このフローチャートを見れば分かると思いますが、非常に分かり易いものとなっています。
このフローチャートにチェックすることで、次の表により、参照すべきページを簡単に探し出すことができるようになっています。
「知財ビジネス評価書」を作成して金融機関との関係を強化したい!という方は、この手引きを是非活用してください!
「知財ビジネス評価書(基礎項目編)のひな形」もありますよ。
「知財ビジネス評価書(基礎項目編)のひな形」はこちら
スタートアップを含む企業が発展するためには、金融機関の協力が不可欠です。
知財ビジネス評価書を活用して、金融機関に強力な協力者になってもらいましょう!
弊所では、知財ビジネス評価書の作成支援や資金調達支援も行っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。