こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
特許庁のプレスリリースによると、以前のブログでご紹介した日ユーラシア特許審査ハイウェイですが、2022年5月10日に一時停止されることになりました。そこで、今回はそれについて書きます。
具体的には、2022年5月10日以降、ユーラシア特許庁(EAPO)を先行庁とした出願が次のように取り扱われることになります。
- 特許庁は、EAPOを先行庁とするPPHの申請に関して、申請された出願をPPHに基づく早期審査の対象として選定しない。
- 特許庁は、EAPOを先行庁としてPPHの申請を行い、早期審査の対象として選定された出願についても、その選定を解除した上で、早期審査の対象外とする。
理由としては、やはりウクライナ情勢が関わっているのではないかと思われます。
知的財産に関する手続に、政治的な影響が生じた事例ということになります。
今日は以上です。