日米特許審査ハイウェイが改善されました(2022)
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
試行期間を含めると、平成18年(2006年)から行われている日米特許審査ハイウェイ(日米PPH)ですが、令和4年1月1日から改善されましたので、今回はそれについて書きます。
具体的な改善はこちら
詳細は、上記の資料をご覧になっていただければと思いますが、日本特許庁(JPO)および米国特許商標庁(USPTO)は、PPH申請案の件の各オフィスアクションを行う期限の目標と次のように定めました。
JPO | PPH 申請受理後、一次審査通知までの平均期間 | 3 か月以内 |
PPH 申請受理後、一次審査通知までの平均期間 | 3 か月以内 | |
USPTO | PPH 申請受理後、一次審査通知までの平均期間 | 3 か月以内 |
一次審査に対する出願人による応答後、次の審査通知までの平均期間 | 3 か月以内 |
これらはあくまで目標ですが、各機関はこの目標達成に向けて体制を整えていくと思いますので、実現性は非常に高いと思います。
したがって、日米PPH申請案件については、オフィスアクションまでの時間が非常に短縮化されることになると思います。
国際調査報告の結果が良い案件の場合には、日米PPHを活用して早期に特許化を図った方が良いと思います。
弊所では、日米PPHを活用した特許戦略等のご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。