「データ利活用、限定提供データ」ページが公開されています
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
2021年9月から、経済産業省のWebサイト内に「データ利活用、限定提供データ」ページが作成され、それが公開されていますので、今回はそれについて書きます。
「データ利活用、限定提供データ」ページはこちら
限定提供データを含めたデータの利活用は、今後ますます重要になってくると思います。
そこで、経済産業省は、これらの情報をまとめたWebページを作成したのではないかと思います。
さて、このページの内容ですが、次のような情報が記載されています。
- 限定提供データ 創設の背景
- 「限定提供データ」のイメージ
- 限定提供データとして保護を受けるための要件
- 不正競争の対象となる行為
- データ関係の各種資料
- パンフレットの送付について
現在(2021年12月時点)において、経済産業省の産業構造審議会 知的財産分科会 不正競争防止小委員会で、限定提供データに関し、次のような論点について議論されているようです。
- 限定提供データの規律の実効性評価
- 立証負担の軽減
- 損害賠償額算定規定の見直し
- ライセンシーの保護制度
- 国際裁判管轄・準拠法
これらの点について法改正された場合には、これらの情報も「データ利活用、限定提供データ」ページに反映されると思われます。
「限定提供データ」について調べる時には、まずこのページからということになるかもしれませんね。
人工知能(AI)の発展に伴って、データの価値はますます高まっていくと思われます。
是非、このページを活用してください!
弊所では、不正競争防止法に関するご相談や不正競争防止法を考慮した契約書作成等のご相談も承っております。
これらについて何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。