早めにPCT出願の準備した方が良いかもしれません(2021)
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
2021年7月下旬において、PCT出願を予定している企業は早めに準備した方がよいと思いますので、今回はそれについて書きます。
特許庁は「産業財産権関係料金の見直し」を予定しており、現在(2021年7月下旬)パブリックコメントを募集しています。
特許庁の産業財産権関係料金の見直しに対する意見募集のプレスリリースはこちら
全体的に、料金が上がるような見直しになっていますが、特に大幅な料金の上昇となるのは、「国際出願(特許、実用新案)関係手数料」の出願費用(送付手数料+調査手数料(日本語))になります。
項目 | 改定前金額 | 改定後金額 |
---|---|---|
送付手数料+調査手数料 (日本語) | 80,000円 (内 送付手数料10,000円) | 160,000円 (内 送付手数料17,000円) |
なんと、料金が2倍になります!
(近年は料金を下げることが多かったので、久しぶりにインパクトのある値上げになっています。)
現時点(2021年7月下旬)ではパブリックコメントを求めている段階であり、まだ上記の金額に確定している訳ではありません。
ただ、料金の改定については、パブリックコメント段階のものが通常そのまま施行されることが多いです。
したがって、施行日が何時になるかによるとは思いますが、PCT出願を考えている企業の方は、上記の改訂料金が適用されるまでに、PCT出願手続が行えるように、手続を早めに準備した方が良いと思います。
弊所では、PCT出願から各国移行手続に関するご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。