「特許庁ミッション・ビジョン・バリュー」が更新されました
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
経済産業省から、令和3年6月15日に「特許庁ミッション・ビジョン・バリュー」が公表されましたので、今回はそれについて書きます。
「特許庁ミッション・ビジョン・バリュー」はこちら
特許庁は、急速にそして大きく変化する社会情勢や知的財産を取り巻く環境の変化に柔軟に対応し、時代に即した知財行政を行っていくために、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を更新しました。
特許庁のWebサイトには、
「MVVは、特許庁職員が同じ方向に向かって進む旗印であり、また、知財に関わる全ての人と目標を共有し、その実現に向けて協力していくためのものです。
特許庁は、このMVVに即し、「知」が尊重され、一人ひとりが創造力を発揮したくなる社会を実現するため、イノベーションの促進に全力で取り組んでいきます。」
と記載されています。
さて、このMVVですが、具体的には、次のようなものです。
ミッション(使命・目的・存在意義)
「知」が尊重され、一人ひとりが創造力を発揮したくなる社会を実現する
ビジョン (ミッションのために組織は何を成すのか)
産業財産権を通じて、未来を拓く「知」が育まれ、新たな価値が生み出される知財エコシステムを協創することで、イノベーションを促進する
バリュー(ビジョンのために職員はどのような指針で行動・判断するのか)
- 透明性をもって、公正、公平に実務を行う
- ユーザーの立場で考える
- 前例にこだわらず、改善を続ける
- プロフェッショナルとして主体的に行動する
- 特許庁全体の視野に立つ
そして、特許庁は、これらを受けて、次のステートメントを公表しています。
より良い未来を拓く「知」は、一人ひとりの「やりたい」から始まり、
その情熱こそが、真に豊かな未来へ導いてくれることを確信しています。
私たちは、「知」に寄り添い、
培ってきた実務の知見と最先端の技術を融合しながら、
未来を拓く「知」が育まれ、新たな価値が生み出される知財エコシステムを、知的財産に関わる全ての人たちと協創します。
暮らしの質の向上から社会的課題の解決まで、
一人ひとりが創造力を発揮したくなる社会を実現するため、
イノベーションを促進することに
私たちは、全力で取り組みます。
特許庁も、庁を挙げてイノベーションの促進に力を入れて行くようです。
弊所でも、ベンチャー企業の知的財産に関する相談・資金調達支援を行っています。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。