モロッコとの間で特許審査ハイウェイが試行されます
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
フランスに次いで、今度はモロッコとの間で特許審査ハイウェイ(PPH)試行プログラムが施行されることになったので、今回はそれについて書きます。
特許庁のプレスリリースによると、2021年4月1日から、モロッコとの間でPPH試行プログラムが施行されることになりました。
ちなみに、アフリカ地域とのPPHの実施は、エジプト特許庁(EGPO)に次いで2庁目となります。
このPPHを利用することにより、モロッコにおいても特許をより早期に取得することが可能となります。
なお、モロッコでは、出願人の申請により、欧州特許が得られると、その特許がモロッコの国内特許と同じ法的効果を与える制度を有していますが、今回のPPHの試行開始により、欧州特許(EPC)の発行を待つことなく、日本の迅速な審査結果を利用したモロッコでの早期審査が可能となります。
モロッコへの特許出願は、EPC経由ではなく、直接出願することも検討してみては如何でしょうか?
弊所では、このPPHを活用したモロッコへのの特許出願申請サービスも行っております。
何かありましたら、是非ご連絡ください。
今日は以上です。