「新しいバイオテクノロジーで作られた食品について」が公表されています
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
厚生労働省から、「新しいバイオテクノロジーで作られた食品について」が公表さていますので、今回はそれについて書きます。
「新しいバイオテクノロジーで作られた食品について」はこちら
この資料は、ゲノム編集技術を用いた「遺伝子組換え食品」や「ゲノム編集技術応用側品(ゲノム編集食品)」への疑問に答えるために作成されました。
さて、この資料ですが、次のような目次となっています。
- はじめに
- DNAとゲノムと遺伝子
- 育種過程での遺伝子の変化
- ゲノム編集技術
- ゲノム編集食品
- 遺伝子組換え技術
- 遺伝子組換え食品
- さまざまな育種技術
- 育種技術とDNA配列の変化
- 安全性確保の手続
- 安全性のチェックポイント
- Q&A
各項目の詳細は、この資料を読んでいただくとして、特に読んでいただきたい部分は、ゲノム編集や遺伝子組換え技術も、交配や突然変異と同様に、育種技術の1つであるということです。
「ゲノム編集食品」、難しい名前の食品ですが、将来の食糧危機を救うことになる食品かもしれません。
ゲノム編集技術やゲノム編集食品について、何か知りたいことがありましたら、まずこの資料を読むことを勧めいたします。
ちなみに、
ゲノム編集を使って育種された植物は、品種登録の対象になりますが、特許の対象にもなり得ます。
弊所では、ゲノム編集を使って育種された植物の知的財産に関するご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。