「海外出展 海外展示会ハンドブック」をご存知ですか?
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
このブログでは、次のような展示会に関する資料をご紹介しました。
しかし、これらの資料は展示会における知的財産に関するリスク等がメインとなっており、海外展示会自体についてはあまり記載されておりません。
そこで、今回は海外展示会に出展するために必要な事項が記載された「海外出展 海外展示会ハンドブック」をご紹介します。
「海外出展 海外展示会ハンドブック」はこちら
この資料は、独立行政法人中小企業基盤整備機構がまとめたもので、「海外の展示会に出展する」ことをメイン・テーマとして、広く海外展開に取り組む際に必要となる知識が記載されています。
内容は、次のような目次となっています。
- 基本編
- まずはよく考える
- 海外進出の目的を明確にする
- 自社の強みを考える
- 進出先を検討する
- 海外市場の競合をリサーチする
- 現地の規制を調べる
- 間接貿易と直接貿易
- 販売パートナーの活用
- 海外対応の窓口を考える
- 社内で情報を共有する
- 海外ビジネスを組み立てる
- 商品をローカライズする
- 商標などの知的財産を登録する
- プロモーション体制を整える
- 海外向けWEBサイトをつくる
- 納品方法を検討する
- 物流を構築する
- 決済手段を決める
- 営業フォロー体制を整える
- 価格を設定する
- 出展目的を明確にする
- ターゲットを設定する
- 商談のゴールを設定する
- 展示会以外の方法も検討する
- 海外展示会でできること、他の方法でできること
- 最適な展示会を探す
- どんな展示会があるのか調べる
- 最適な展示会を選ぶ
- ジェトロなどの助成を活用する
- 展示会比較のヒント
- メジャーな海外展示会
- 出典を申し込む
- 出店の準備をする
- 準備の計画を立てる
- 展示にひつようなものの輸送・通関は意外と時間がかかる
- 出展者マニュアルについて
- 出展の目的を設定する
- 事前にアポイントメントをとる
- マッチング会に申し込む
- バイヤーズ・カタログ、展示会WEBサイトへの広告掲載
- 人員体制と予算を決める
- 見込み客を事前に呼び込む
- ブースのデザインを検討する
- 商談記録シートなどを準備する
- 関税についての注意点
- 準備しておくと便利な消耗品
- 海外向け提案ツールをつくる
- 英語の名詞をつくる
- 商品PR資料をつくる
- プレス・キットを用意する
- 注文を受ける準備をする
- 価格表をつくる
- 出展する
- 他の出展者のブースを見る
- 通訳に事前の準備をしてもらう
- バイヤーが集まるブースにする
- 商談する
- 毎夕、商談を振り返る
- 現地にいるうちに情報収集する
- 有望商談をフォローする
- 商談後は早くフォローする
- 相手先との信頼関係を築く
- まずはよく考える
- 実践編
- ブース設計
- 海外展開の心構え
- 効果的なブース
- 情報収集・グロースハック
- 海外向けWEBサイト
- 海外での契約
- 出展前の準備
- 伝統工芸の海外展開
- 英語資料の作成
- 生産財の海外展開
- 食品の海外商談
- 伝わる商談資料
- SEO対策/欧米医療機器マーケット
- プロデューサー
- ブランディング
- ファッションの海外展開
- 機械分野の海外商談
- 食品関連の海外展開
- 医療機器の海外展開
- ODAを活用した海外展開
- ビジュアルの情報発信
- 商品企画
- ギフト・インテリアの海外展開
基本編では、海外展示会を通して海外展開を図る際に、業種や分野を超えて共通する基本的なステップが時系列にまとめられています。
一方、実践編では、さまざまな分野において活躍されている23名のインタビュー記事が掲載されています。
基礎編を読めば、海外展示会に出展する際に必要となる知識の概要を理解することができるようになると思います。
そして、応用編を読めば、自社にも活用できるヒントが得らえるのではないでしょうか?
海外展示会に関する書籍はあまり発行されていないので、この資料は貴重なものだと思います。
海外展示会に出展することを決めた際には、是非この資料を読んでみては如何でしょうか?
ちなみに、この資料にも、知的財産の重要性も解説されていますよ。
弊所でも、海外展示会に出展する際の知的財産に関するサポートを行っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。