スミソニアン博物館収蔵品の画像データを無料で入手できます
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
メトロポリタン美術館、シカゴ美術館に続き、スミソニアン博物館の収蔵品を含む数百万点の美術品の画像データを無料で入手できるので、今回はそれについて書きます。
スミソニアン博物館(Smithsonian Open Access)はこちら
スミソニアン博物館のWebサイトによると、スミソニアン博物館はスミソニアン協会によって運営されていますが、その他にも19の博物館、9つの研究機関等の運営を行っています。
そして、今回ご紹介するスミソニアン博物館のWebサイトからは、それらの施設が保有している数百万点の収蔵品のイメージデータを無料でダウンロードすることができるのです!
スゴイですね!
具体的には、上記のWebサイトにアクセスすると、次のような「Search for Open Access Media」という入力フォームが現れます。
ここ(赤丸で囲んだ部分)に、単語を入力することによって、簡単にイメージデータを検索することができます。
ただし、注意していただきたいのは、英語入力と漢字入力を区別しなければならないという点です。
例えば、「北斎」と漢字を入力して検索すると、次のような本の写真が表示されてしまいます。
一方、「hokusai」とローマ字を入力して検索すると、次のような北斎の浮世絵が表示されます。
このように、検索用語として、漢字を用いるか、ローマ字を用いるかによって、表示されるデータが異なりますので注意してください。
ところで、「スミソニアン博物館のWebサイトから入手できるデータは自由に利用できるの?」と疑問に思われる方もいると思います。
その点については、スミソニアン博物館もきちんとしており、次のように、各画像の右隅(赤丸で囲まれた部分)に、自由に利用できる場合には、クリエイティブ・コモンズのロゴマーク「CC」が表示されます。
この「CC」マークが表示されるデータについては、クリエイティブコモン・ズライセンス※の範囲で自由に使えることになります。
高解像度の画像データもダウンロードできるようです。
スミソニアン博物館からこのように素晴らしい美術品の画像データを無料で入手することができます。
いろいろなことに活用してみては如何でしょうか?
弊所では、著作権に関する相談も行っております。
著作権に関して何かありましたら是非お問い合わせください。
今日は以上です。
※クリエイティブ・コモンズライセンスとは、クリエイティブ・コモンズが策定した一連のライセンスです。詳細はここをご参照ください。