おもてなしスキルスタンダードアドバンス認定研修が始まりました
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
以前のブログで、おもてなしスキルスタンダードをご紹介しましたが、中堅スタッフまたはリーダー、マネジメント層の方を対象にしたおもてなしスキルスタンダードアドバンス認定研修が始まりましたので、今回はそれについて書きます。
経済産業省のHPによると、おもてなしスキルスタンダードスキルセットには、ベーシックと、アドバンスの2つがまとめられています。
そして、これらのスキルセットを有していることを認定するために、次の研修があります。
ベーシック認定研修 | アドバンス認定研修 | |
---|---|---|
想定される 研修の対象者 | サービス産業に従事する様々な年齢、職歴の方 | 中堅スタッフやリーダー、マネジメント層の方 |
研修で修得できる 主なスキル | ・TPOに応じた基本動作 ・顧客との基本的なコミュニケーション力 ・チーム内における自身の役割を認識し、実践できる力 | (左記に加えて) ・職場での見本となる基本動作 ・(トラブルを未然に防ぐ等の)潜在化した顧客ニーズを読み取る力 ・自身の経験・知見をチーム全体の知に転換し、普及させる力 |
ベーシック認定研修は、以前のブログに書いたように、2018年10月から次の3実施機関で実施されていました。
そして、2019年9月から、このアドバンス認定研修が始まりました。
ただし、現時点(2019年10月)における実施機関は次の1つだけのようです。
ちなみに、この実施機関からおもてなしスキルスタンダードアドバンス認定を受けるには、3~5ヵ月にもおよぶ研修期間と対面型の研修(5日間)を受ける必要があるようです。
なかなかハードルが高い研修ですね!
そして、この認定を取得した方には、認定証、認定バッヂ、そして認定カードが授与されるそうです。
これらがどのようなものなのか、今のところ公表されていないようなので分かりませんが、きっと格好いいものになっているのではないでしょうか?
さて、この認定を受けた際のメリットですが、「おもてなし規格認証」のひとつである「紺認証」を受けるための条件として、「おもてなし人材要件を満たした人材が1つの事業所に対し1名以上配置する」となっていますので、今のところこれがその1つとなりそうです。
(スキルスタンダードベーシック認定でもこの条件を満たすので、スキルスタンダードアドバンス認定”だけ”のメリットではありません。)
この他に、現時点では目に見えるメリットはあまり無いように思えますが、一般社団法人 おもてなしマイスター協会のHPによれば、この認証を受けると次の7つの能力の開発・向上が期待できるそうです。
- 観察力
- 課題設定能力
- 仮説検証を継続して回し続けられる力
- 改善提案力
- コーチング力
- チームに適応する力
- リフレクションの習慣
スキルスタンダードアドバンス認定を従業員等に取得してもらい、企業のブランディングに役立ててみては如何でしょうか?
この認定を受けた従業員はモチベーションがアップすると思いますので、いずれは企業のブランディングに役立つと思います。
弊所では、このような認証制度を活用したブランディング支援を行っております。
認証制度の活用を考えている方(企業様)は、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。