中小企業の知的財産戦略を考える際に役立つ資料24
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
今回は、ものづくり連携の進め方のポイント、ノウハウをまとめた「中小企業のためのものづくり連携を成功に導く13のポイント」(電子ブック)をご紹介します。
中小企業のためのものづくり連携を成功に導く13のポイントはこちら
この資料は、独立行政法人中小企業基盤整備機構が、平成26年度から30年度にわたる「ものづくり中小企業・小規模事業者連携支援事業」の採択先支援や各種調査をとおして得たノウハウをまとめたものです。
さて、この電子ブック内容ですが、次のような目次となっています。
- 本書のねらい、本書の構成
- ものづくり連携のステップ、事例のタイプ分類
- 「成功に導く 13のポイント」のアウトライン
- 「成功に導く 13のポイント」と「10の取組事例」の関係について
- テーマを探す
- 市場を分析・予測する
- 連携先を探す
- 支援機関等のサポートを活用する
- コア企業がリーダーシップを発揮する
- チームワークを高める(円滑な運営)
- 運営資金の確保・調達する
- 外部コーディネーターを活用する
- 市場を観察する・販路を開拓する
- 規格・法規制を確認する
- 事業化ルールを明確にする
- 生産体制を整備する
- 次なる展開を模索する
- 株式会社アイカムス・ラボ/協同組合産業社会研究会経営者革新会議
- 株式会社レイティストシステム/公益社団法人みやぎ産業振興機構
- 株式会社吉見製作所
- 株式会社ビック・ツール
- 株式会社Will-E/北海道発EV研究開発・利活用プロジェクト
- 吉田工業株式会社/3Dプリンター活用研究会
- 株式会社山忠
- 有限会社エムワン精工/カマタ・マイスターズ・ネットワーク(KMN)
- 神戸航空機クラスター(KAN)
- シタテル株式会社
- アンケート調査の結果
これを見ると、製造業における連携スキームが細かく説明されていることが分かると思います。
詳細は、実際にこの資料を読んでいただければと思いますが、各ステップがさらに細かい項目に分けて記載されており、項目を読むだけでも概要が分かるようになっています。
そして、各ステップの最後に、KEYポイントが箇条書きに記載されているので、非常に各ステップのポイントも分かり易くなっています。
複数の会社が連携して製品を開発していくのは大変ですが、一社ではできないビジネスを行うことが可能になります。
ものづくりで連携を考えている方は、この資料を是非読んでみてください!
役立つヒントが見つかると思います。
ちなみに、この資料にも知的財産に関することも説明されています。
共同開発した成果については、ノウハウとして保有することは難しいので、特許権などの権利化しておくことをお勧めいたします。
弊所では、共同開発した成果の権利化に関するご相談も承っております。
何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。