シカゴ美術館収蔵品の画像データを無料で入手できます
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
以前のブログに、メトロポリタン美術館に収蔵されている美術品のうち、著作権が切れてパブリックドメインとなったすべての画像をダウンロードして自由に利用(商業利用も可)できることについて書きました。
今度は、同じくアメリカの三大美術館の1つに数えられるシカゴ美術館にされている美術品のうち、著作権が切れてパブリックドメインとなった美術品の画像データをダウンロードして自由に利用できることになったので、今回はこれについて書きます。
シカゴ美術館の Image Licensing のページによると、パブリックドメインとなった著作物の画像をクリエイティブ・コモンズ・ゼロ(CC0)※とシカゴ美術館Webサイトの利用規約の下で利用できるようになっています。
(CC0を宣言しているので、どのように利用・使用してもよいことになります。)
利用できる画像データは、2019年1月時点で、5万点以上となっており、さらに追加されていくそうです。
(これは想像になりますが、メトロポリタン美術館には収蔵されていない美術品の画像もダウンロードできると思います。)
これらの画像データは、次のようにして入出することができます。
①シカゴ美術館のHPにアクセスする
シカゴ美術館のHPはここ
②上部に表示されている「The Collection」をクリックする
③中央やや下に配置されている入力ボックス(「Search by keyword, artist, or reference」と記載されている部分)に、キーワード等を入力する
すると、いろいろな美術品の画像データが表示されるので、その中の画像の1つをクリックすると、つぎのような画面が表示されます。
次に、この画面の右下に「↓」のアイコンがあるか確認してください。
このアイコンが表示されていない場合には、まだパブリックドメインになっていない画像イメージの可能性があります。
そして、このアイコンをクリックすると、次のような画像データ(3.16MB)を入手することができます。
このようにして、高品質の画像データを無料で入手することができます。
メトロポリタン美術館のブログを書いている時も思いましたが、美術の教科書しか見たことがない美術品の画像データを無料で、しかもアメリカのシカゴ美術館から入手することができるなんて、本当にすごい時代になりました。
今までは、美術館や美術の教科書でしか接することができなかった美術品が、少なくともPCやスマホ(画面が小さすぎるかもしれませんが。。)上で気軽に目にすることができるようになりました。
子供たちや美術に興味のある方にとって良い時代になりました。
(ただし、最終的には、やはり実物を見ないとその素晴らしさは伝わらないかもしれません。)
機会があったら、シカゴ美術館やメトロポリタン美術館のHPを是非覗いてみてください!
ところで、シカゴ美術館から入手した画像データは著作権法上問題はありませんが、出所が分からない画像データを使うと著作権法上の問題が発生するかもしれません。
弊所では、著作権に関する相談も行っております。
著作権に関して何かありましたら是非お問い合わせください。
今日は以上です。
※クリエイティブ・コモンズ・ゼロとは、「いかなる権利も保有しない」ことを宣言するものです。詳細はここをご参照ください。