画像意匠公報検索支援ツールの解説動画が公開されています
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
以前のブログで、画像意匠公報検索支援ツール(Graphic Image Park)をご紹介しましたが、このGraphic Image Parkの使い方を解説した動画が公開されましたので、今回はそれについて書きます。
Graphic Image Parkとは、画像を含む意匠について簡単に、ターゲットを画像に絞って、網羅的に、調査することができる支援ツールです。
特許庁が提供しているサービスで、「利用者が支援ツールに入力した画像」と「意匠公報に掲載された画像」とを、イメージマッチング技術により機械的に照合し、形状や色彩が近いと評価された順に「意匠公報に掲載された画像」を並べ替えて表示させることができるというものです。
さて、このGraphic Image Parkですが、あまり知られていないこともあり、使い方が分からないという人も多いのではないでしょうか?
そこで、特許庁は、Graphic Image Parkの使い方を解説した動画を公開しています。
Graphic Image Parkの使い方を解説した動画はこちら
2分35秒の動画で非常にコンパクトなものとなっていますので、Graphic Image Parkを使ったことがない人だけでなく、使ったことがある人も一度ご覧になってみては如何でしょうか?
人工音声で解説されているようでで、少し聞きづらいこともありますが、一度ご覧になれば、Graphic Image Parkにはどんな機能があり、どのように使えばよいかが容易に分かるようになると思います。
ところで、現在(2018年12月)、特許庁内で意匠制度の見直しの方向性が議論されています。
その中で、「操作画像や表示画像など、画像が関連する機器等の機能に関係する画像については、画像が 物品(又はこれと一体として用いられる物品)に記録・表示されるかどうかにかかわらず保護対象とする」というような議論もされているようです。
もし、いわゆる画像意匠について意匠権にける「物品性」の要件が外れるような意匠法改正が行われた場合には、概念的には意匠権の権利範囲が拡大することになり、意匠調査が非常に重要になります。
そうなった場合には、Graphic Image Parkの利用価値が非常に高まるのではないかと思われます。
Graphic Image Parkを活用するためにも、Graphic Image Parkの使い方を解説した動画を是非ご覧になってください!
弊所では、画像意匠に限らず意匠登録出願、鑑定、侵害訴訟等のご相談も承っております。
意匠に関して何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。