J-PlatPatが改良されるようですー2(2018)

J-PlatPatが改良されるようですー2(2018)

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

以前のブログに書きましたが、2019年(平成31年)1月1日から、J-PlatPatに、意匠・商標の審査段階・審判段階の書類内容の照会ができる機能が追加さます。

特許庁のプレスリリースはこちら

J-PlatPatの画面
引用:J-PlatPat

具体的に照会できる書類は、意匠・商標の審査段階・審判段階に提出・若しくは通知される次のものとなります。

  • 願書
  • 審判請求書
  • 意見書
  • 手続補正書
  • 上申書
  • 登録査定
  • 拒絶査定
  • 拒絶理由通知書
  • 審決
  • 面接記録
  • 応対記録等

ただし、これらに記載されている情報のうち、個人情報や営業秘密等については「<省略>」等と表示され、表示されないようです。

個人名で出願した場合には、その人の住所が表示されてしまうことになりますので、適切な処理だと思います。

ちなみに、意匠・商標の審査段階・審判段階の書類であっても、次のものは参照できないので注意してください。

  • 早期審査に関する事情説明書
  • 手続補足書
  • 刊行物等提出書等

これらが照会できない理由はよく分かりませんが、審査や審判に直接関連しない書類だからなのかもしれません。

以前は600円/件を支払って、特許庁から審査・審判に関する資料を入手していたのですが、特許に続き、意匠・商標の審査・審判に関する書類も無料で見れるなんてスゴイ時代になりました!

実務的には、意匠や商標の審査・審判実務を把握する際に、多数の審査・審判書類を読む必要があるので、その際すごく役立つと思います。

是非活用してください!

弊所では、意匠・商標の出願代理だけではなく、異議申し立て・無効審判等の手続代理も承っております。
これらについて何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。

今日は以上です。

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