知的財産にまつわる歴史的なエピソードがマンガに!
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
以前のブログ(ブログ1、ブログ2)で紹介しましたが、最近は行政庁が制度を周知させるためにマンガを活用した資料を作成することが多くなってきました。
今回ご紹介する資料は、特許庁が作成した「知財の歴史」というマンガです。
知財の歴史はこちら
特許庁が27ページにもわたるマンガを作成するなんて、時代が変わってきたな~と思います(私が子供の頃は、マンガは馬鹿にされる存在だったのに!)。
さて、このマンガの内容ですが、次の人物に関するストーリーが(いくつか人物に関するストーリーでないものが含まれています)描かれています。
- 特許庁 初代長官 高橋是清
- 木製人力織機を発明 豊田佐吉
- さまざまな薬を発明 高峰譲吉
- 養殖真珠を発明 御木本幸吉
- うま味調味料を発明 池田菊苗
- 世界で使われる八木アンテナを開発 矢木秀次
- ビタミンB1の発見と分離に成功 鈴木梅太郎
- 写真伝送方式(ファクシミリ)を発明 丹羽保次郎
- 永久磁石鋼(KS鋼)を発明 本多光太郎
- 邦文タイプライターを発明 杉本京太
- MK磁石鋼を発明 三島徳七
- 電気器具の考案から大企業へ 松下幸之助
- インスタントラーメンを発明 安藤百福
- シャープペンシルを発明 早川徳次
- 無線式テレビ受信機を開発 高柳健次郎
- 折る刃式ナイフを考案 岡田良男
- 電気炊飯器を発明 三並義忠
- 蓄電池などを開発 二代目 島津源蔵
- クオーツ式腕時計を開発 セイコーホールディングス
- 国産初の鋳鉄管製造に成功 久保田権四郎
- 意匠制度のはじまり
- 史上最強のネオジム磁石を発明 佐川眞人
- 世界初の小型ディーゼルエンジンを発明 山岡孫吉
- 国産初のピアノを製造 山葉寅楠
- 世界初の小型純電気式計算機を発明 樫尾俊雄
- 液体燃料コンロを発明 内田鐵衛
- 世界初「胃カメラ」を発明 杉浦睦夫
これを見ると、有名な人物からあまり知られていない人物まで掲載されていることが分かります(例えば「意匠制度のはじまり」は、人物ではありませんが。。)。
行政庁が作ったマンガなので、すごく面白い!ということはありませんが、読んでみると、各人物がそのようなものを開発・発明した理由がよく分かると思います。
知的財産というよりは、技術開発や研究の素晴らしさが分かるようなストーリーかな?と個人的には思っています。
最近の学生は理系離れが進んでいるとよく聞きますが、このマンガを読んで、理科等に興味を持ってくれる子供たちが増えることを期待しています。
お子さんがいるご家庭では、このマンガを印刷して、子供たちに読ませてみては如何でしょうか?
今日は以上です。