最新農業技術・品種2017
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
今回は、農林水産省が、全国の研究機関で開発された技術のうち、現場への導入が期待される優れた品種・技術を取りまとめた「最新農業技術・品種2017」をご紹介します。
内容としては、次の技術が1ページにそれぞれまとめられて紹介されています。
- カドミウムを吸収しない水稲品種「コシヒカリ環1号」
- べんがらとモリブデン化合物で種子を被覆した水稲湛水直播(べんモリ直播)
- ほ場で液肥を作成し、水田に直接流し込める施肥装置
- プラウ耕・グレーンドリル播種による稲-麦-大豆の2年3作体系
- 飼料用米の新品種「そらゆたか」
- 高温登熟性に優れ、良食味でイネ縞葉枯病に強い水稲新品種「とちぎの星」
- 秋の田起こしと冬の湛水によるニカメイガの防除法
- イネウンカ類の殺虫剤ピメトロジンに対する感受性検定法
- 製パン性に優れ、多収のパン用小麦新品種「せときらら」
- 六条もち性大麦新品種「東山皮糯109号(ホワイトファイバー)」
- 鮮度劣化しにくいビール製造が可能な大麦新品種「ニューサチホゴールデン」
- 容易に設置可能で省力的なキャベツセル成型苗の底面給水育苗技術
- 栽培の省力化に向けた短節間性カボチャ品種
- ネグサレセンチュウ及びネコブセンチュウの多種同時診断技術
- 促成ピーマンにおける株元加温による設置作業の省力化技術
- 暖地タマネギの収穫・運搬作業を省力化する高能率収穫機及び収納容器
- 施設キュウリにおけるミナミキイロアザミウマ、タバココナジラミの総合的管理技術
- キャベツバーティシリウム萎凋病の診断・対策支援マニュアル
- ピーマン青枯病抵抗性台木への高接ぎ木による発病抑制技術
- 散水設備を持つ段差のある圃場への拍動灌水システムの導入方法
- 次世代のなし栽培法「盛土式根圏制御栽培法」
- 簡易土壌水分計を用いたカンキツが受けている乾燥ストレスの把握技術
- 光反射資材を組み合わせた体系防除によるブドウのクビアカスカシバの被害抑制技術
- 高収量と省力化との両立が可能なハウスミカン垣根仕立栽培技術
- スダチ葉黄化症状の発生原因と対策
- シアナミド液剤による無加温栽培「ピオーネ」の着色向上と収穫期の前進化
- 温期の夜間短時間冷房によるバラの切り花生産
- 日持ちが極めて良いカーネーション品種「カーネ愛農1号」
- 湿地性白色カラーの品種識別用DNAマーカー
- 釜炒り茶生産に対応した省力的かつ安定的に香気発揚が可能な萎凋機
- 小型半履帯式トラクタによる新サトウキビ管理技術
- サクサクとした新食感の黒糖の製造技術
- 長期間安定的に有機排水を浄化できる伏流式人工湿地ろ過システム
- 高品質・低コストを両立する高糖分・高消化性WCS用稲の微細断技術体系
- 肉用鶏の生産性を向上させるウィンドレス鶏舎用LED光線管理技術
- ICTを活用した檻・罠の遠隔監視・操作システム「クラウドまるみえホカクン」
これらの品種・技術のうち、興味がある技術が見つかりましたら、最終ページ近くの「問い合わせ先」の表に記載されている電話番号に、電話をかけてみてください。
親切に対応してくれると思います。
これらの品種・技術は、国または地方の税金により開発された品種・技術ですので、是非活用してください!
なお、これらの品種・技術を導入する場合には、育成者権や特許権等に関するライセンス契約(実施許諾契約)の締結を求められる可能性があります。
弊所では、技術ライセンスに関して豊富な経験を有しております。
ライセンス契約等についてご不明な点等がありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。