メトロポリタン美術館収蔵品の画像データを無料で入手できます
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
以前のブログで国立国会図書館デジタルコレクションについて書きましたが、今回はアメリカの三大美術館の1つに数えられるメトロポリタン美術館が収蔵している美術品の一部の画像データを無料で入手できるようになったので、これについて書きます。
メトロポリタン美術館のブログによると、収蔵品のうち著作権が切れてパブリックドメインとなったすべての画像をクリエイティブ・コモンズ・ゼロ(CC0)※の下で利用できるとのことです。
(CC0を宣言しているので、どのように利用・使用してもよいことになります。)
利用できる画像データは、2017年2月時点で、20万点にも上るようです。
紀元前8000年前の陶器の画像データも入手することができます。すごいですね!
ちなみに、これらの画像データは、次のようにすれば入手できます。
①メトロポリタン美術館のHPにアクセスする
メトロポリタン美術館のHPはここをクリック
②上部に表示されている「Art」中の「collection」をクリックする
③上部の「search」にキーワードを入力して検索、または左側に並んでいるリストから条件を設定する
たとえば、「search」に「utagawa hiroshige」を入力すると歌川広重の浮世絵がイメージと共に表示されます。
その中の画像の1つをクリックすると、つぎのような画面が表示されます。
次に、この画面の右下に次のような「Download」ボタンがあるか確認してください。
「Download」ボタンが表示されていない場合には、まだパブリックドメインになっていない画像イメージの可能性があります。
そして、この「Download」ボタンを押すと、次のような画像データ(2.41MB)を入手できます。
このように高品質の画像データを無料で入手することができます。
教科書で見たような浮世絵等の高品質なデータを無料で、しかもアメリカのメトロポリタン美術館から入手できるなんて、すごい時代になりましたね!
機会があったら是非メトロポリタン美術館のHPを覗いてみてください!
あまりにも数量が多いので、欲しい画像データを探すのが大変ですが、素晴らしい画像データを入手することができるかもしれませんよ。
このようにして入手した画像データは著作権法上問題はありませんが、出所が分からない画像データを使うと著作権法上の問題が発生するかもしれません。
弊所では、著作権に関する相談も行っております。
著作権に関して何かありましたら是非お問い合わせください。
今日は以上です。
※クリエイティブ・コモンズ・ゼロとは、「いかなる権利も保有しない」ことを宣言するものです。詳細はここをご参照ください。