グッド・ビジネス・ニッポンの成果
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
以前のブログで、グッド・ビジネス・ニッポンの説明会に参加したことを書きましたが、その成果レポートが公表されていますので、それについて書きます。
ブログを書いている時点(2017年1月下旬)では、EVスマートモビリティ・プロジェクトのレポートが公表されています。
(この他にも1つ掲載されているのですが、リンクがおかしいらしく、見ることができませんでした。)
このプロジェクトは、株式会社JTBコーポレートセールス(JTB)とコガソフトウェア株式会社とで行っており、平成28年9月29日時点では、オンデマンド交通システム※を活用した福島12市町村の域内交通を構築しているところのようです。
具体的には、オンデマンド交通のシステムを構築して、高齢者の移動手段を支援することを目指しているそうです。
(震災前は子供世代と同居していた方が多く、子供世代が病院の送迎や買い物を行っていたので問題はなかったのですが、現在は子供世代と離れて暮らしている高齢者が多く、病院をはじめとする外出先への移動手段を失ってしまったそうです。)
詳細は、レポートをご覧になってください。
さて、このレポートには、今回のグッド・ビジネス・ニッポンを活用することで、次のようなメリットがあると記載されています。
- コガソフトウェア:新しい案件に取り組もうとするときに「JTBと一緒に事業を進めている」とお伝えすると、相手方に安心感をお持ちいただける
- JTB:自社では提供できないサービスやソリューションの話題が出た時に、中小企業のサービス・ソリューションをご提案すると喜ばれますし、それは私たちにとっても武器になります
グッド・ビジネス・ニッポンでは、相当数のプロジェクトができたと思いますが、レポートの数が少ないことからあまり上手くいっていないのかもしれません。
しかし、このような機会を利用して、新たなビジネスが生まれることは素晴らしいですね!
弊所でも、特許や商標などの知的財産を活用できるグッド・ビジネス・ニッポンのような企業提携等の機会があったら積極的に参加したいと思います。
今日は以上です。
※オンデマンド交通システムとは、利用者のニーズに応じてドアツードアの移動を実現する乗合型の新しい公共交通サービスです(レポート参照)。