特定保健用食品(トクホ)の現状
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
以前のブログで、特定保健用食品(トクホ)の許可が取り消された事例について書きましたが、今回は特定保健用食品の現状について書きます。
この取消事例の後、消費者庁は公益財団法人日本健康・栄養食品協会に対して、特定保健用食品中の関与成分量が許可等申請書の記載どおり適切に含まれているか調査依頼をし、その調査結果が公表されました。
その調査結果によると、特定保健用食品として1269品目が許可されていますが、現在販売されている特定保健用食品は、366品目しかないという結果でした。
(もちろん、すべての品目(分析中の7品目を除く)において、関与成分は、許可等申請書の記載通りに適切に含まれていたようです。)
それ以外の903品目(販売準備中の39品目を含む)は、現在販売されていないという結果でした。
多額の費用をかけて特定保健用食品の許可を得たにもかかわらず、1/3近くの品目は現在販売されていないという結果を見ると、今後は特定保健用食品よりも許可費用を低く抑えることができる機能性表示食品の利用が加速するかもしれませんね。
機能性表示食品の今後の動向に注目です。
ところで、特定保健用食品や機能性表示食品に関する特許が取得しやすくなりました。
その情報はこちら
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今日は以上です。