徳島大学も特許を無料開放するようです

徳島大学も特許を無料開放するようです

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

握手のイラスト山口大学に引き続き、徳島大学も特許を無料開放するようですので、それについて書きたいと思います。

徳島大学のプレスリリースによると、平成28年10月から徳島大学が所有している特許を一定期間(契約締結日から1年以内)無料で開放するようです。

山口大学のブログでも書きましたが、この方針を決めたことは本当に素晴らしいことだと思います。

ただ、対象特許の条件を見ると、徳島大学単独出願であって、法人化後(平成16年4月1日)から平成18年度(平成19年3月31日)までに出願され、本学が出願費用及び維持年金を負担していない案件、かつ、発明者の了解を得たものとしています。

この条件だけを見ると、この制度をなかなか利用しづらいと感じました(今までライセンスしていない特許が対象となりますので)。

そもそも、これらの条件を満たす特許がどれであるか、徳島大学から情報を提供してくれるのでしょうか?

徳島大学のHPに対象特許のリストをアップしてくれると情報を入手しやすく、ライセンスに結び付く可能性が高くなると思うのですが。。

あと、山口大学のブログにも書きましたが、ライセンス契約云々の前に、対象特許に関する技術を企業に移転してくれるのでしょうか?

個人的には、大学の方で、技術移転がスムーズに進むスキームを作って欲しいと思っています。
依頼があれば、私も喜んで協力させていただくのですが(技術移転のスキームはいろいろと考えています。)。。

技術移転に関することで相談したいことがありましたら、大学等の方でも企業の方でも結構ですので、遠慮なく弊所HPの「お問い合わせ」をクリックして、お問い合わせください!

なお、ライセンス契約等に不安がある方は、弊所にご相談ください。

今日は以上です。

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