山口大学が知財教育・特許等の無料相談ホットラインを開設しました
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
以前のブログで、山口大学が特許を無料開放したということを書きましたが、今回は、山口大学が知財教育・特許等の無料相談ホットラインを開設したことについて書きます。
山口大学は、平成27年7月30日に文部科学大臣から「教職員の組織的な研修等の共同利用拠点(知的財産教育)」に認定されました。
(さすがは、知財教育に力を入れている山口大学ですね!)
そこで、知財教育拠点活動の展開や、大学の社会貢献の更なる推進、地方創生事業支援の一環として、無料相談ホットラインを開設したそうです。
相談に対応してくれる方は、元特許庁審判部門長を経験した方や、著作権の実務処理に秀でた教授、山口大学の知財センターのスタッフだそうです。
ただ、残念なのが、利用対象者が、大学等の教育機関関係者、行政担当者、山口県内の中小企業者と山口県内で企業計画がある方に限定されるという点です。(山口県以外の企業の方は相談できないようです)
相談内容としては、次のような質問に対応してくれるようです。
- 特許等の権利化に関すること
- 特許庁との対応方法について
- 著作権に関すること
- 弁理士への依頼の仕方や活用法について
- 共同研究、受託研究での知財の取り扱いについて
- 学内研究成果の審査方法や職務発明の取り扱いについて
- コンソーシアム等の他機関と連携活動に際しての、知財の取り扱いについて
これらについて弁理士・弁護士に相談すると費用がかかるところ、無料で相談できるので、中小企業の方にとってはありがたいのではないでしょうか?
せっかく制度ですので、山口県の企業の方は是非活用してみてください!
今日は以上です。