海外における日本料理の調理技能認定制度ロゴマークが商標登録出願されています
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
今回は、農林水産省が推進している海外における日本料理の調理技能認定制度に関するロゴマークについて書きます。
日本料理の調理技能の認定ロゴマーク(Authentic Japanese Cuisine Taste of Japan)は、商願2016-055643で出願され、2016年8月現在、審査待ちという状況です。
ちなみに、早期審査の対象となっています。
農水省のWebページによると、「海外における日本料理の調理技能の認定に関するガイドライン」を作成し、このガイドラインに定める運用・管理を民間団体に委託して運営させるそうです。
そして、その民間団体によって、ガイドラインの運用・管理、普及、ガイドラインに基づく認定団体の認定等が行われることになっています。
ちなみに、2016年8月時点における認定団体とは、次の3つの団体です。
- 株式会社テー・オー・ダブリュー
- 株式会社和食人材プラットフォーム
- 特定非営利活動法人日本食レストラン海外普及推進機構
これらの民間団体に認定された団体が、農林水産省に利用許諾を申請して認定されると、上記ロゴが無料で使用できるという仕組みになっているようです。
最近は、国の方でも知的財産をキチンと取得しておく方針のようで、国の機関が商標登録しているケースが増えています。
調理技能認定は国の制度ですが、民間企業で資格(ライセンス)ビジネスをする場合にも、商標権の取得は必須の条件です。
資格(ライセンス)ビジネスを考えている方は、是非弊所にご相談ください。
商標権取得から契約書の作成まで一貫してサポートいたします。
今日は以上です。
追記:平成29年4月14日に商標登録されました(商標登録第5939534号)