ライセンス契約書を作成する際に役立つ資料14

ライセンス契約書を作成する際に役立つ資料14

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

今回は、医学系大学産学連携ネットワーク協議会(medU-net)がまとめた「ライセンス契約の考え方 ライセンス契約における各条項の考え方」とう資料をご紹介します。

この資料は、『大学、研究機関の間だけでなく、ライセンス先となる企業との間でも共通理解が得られるような「考え方」を提示することを目指す』ということで作成されたようです。

この資料では、次のような条項について規定例とコメントが記載されています。

  1. 薬のイラスト定義
  2. 実施許諾
  3. 技術援助
  4. 対価及び支払方法
  5. 対価不返還
  6. 実施報告
  7. 帳簿の保管及び監査
  8. 特許権の維持
  9. 実施義務
  10. 不争条項
  11. 表示
  12. 有効期間
  13. 秘密保持
  14. 第三者に対する侵害
  15. 第三者による侵害
  16. 発明の不保証
  17. 製造物責任
  18. 関連発明及び改良技術
  19. 解約・解除
  20. 譲渡等の禁止
  21. 損害賠償
  22. 裁判管轄
  23. 存続条項
  24. 完全合意
  25. 協議

元は大学等において参考になるように作成された資料であるため、出願中のものをライセンスする規定が記載されていたりしますが、重要な条項の考え方が記載されており、ライセンス契約に慣れていない方や、知識の再確認に役立つものと思います。

特にコメントには実務的なものが記載されているので、一見の価値あり!です。

私もライセンス契約に携わる時ににこのような資料があることを知っていれば、「もっと楽ができたのに!」と思います。

ダウンロードして是非目を通してみてください。新しい発見があるかもしれませんよ。

なお、ライセンス契約等に不安がある方は、弊所にご相談ください。

今日は以上です。

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