スマホ用アプリをマネされないようにするには?
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
今日は、スマートフォン用アプリをマネされないようにするための方法について書きたいと思います。
通常、スマートフォン用アプリをマネされないようにするには、アプリ名やそのサービス名を商標権(標準文字)で保護する方法が思い浮かぶと思います。
現在は、何かをする際に、まずGoogleなどの検索サイトで調べることが当たり前になってきていると思いますので、アプリ名等を商標権(標準文字)で保護する方法は非常に有効だと思います。
また、アプリのアイコンを意匠権で保護するという方法もあります。
アプリの機能を一目で分かるようにデザインされたアイコンは同様な機能を有するアプリ用のアイコンとしてマネされる可能性がありますので、アイコンを画面意匠として意匠登録することができます。
これらに加えて、最近は、アイコン自体を商標権で保護することも行われているようです。
アプリのようなプログラムは、目に見えないので商標権ではアプリ名やサービス名でしか保護できないと思われていました。
しかし、現在はスマートフォンの画面にアイコンが表示され、それをクリックするとアプリが使える世界になってきましたので、アイコンを商標権で保護する方法も有効になってきています。
ちなみに、アプリのプログラムおよびアプリのアイコンデザインは著作権で、アプリの機能を実現するためのアイデアは特許権で保護できます。
ただし、著作権による保護は実務的にはなかなか難しいという問題もあります。
そこで、スマートフォン用アプリを保護する際には、アイコン自体の商標権を取得するという方法も考えてみては如何でしょうか?
なお、商標登録以外にもアプリをマネされないようにするための方法があります。
アプリに関して何かありましたら、弊所に是非ご相談ください。
今日は以上です。