ライセンス契約書を作成する際に役立つ資料6
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
今回は、東京都知的財産総合センターが、ライセンス契約書だけでなく、知的財産に関する契約(技術契約)について、交渉段階から契約の履行までに必要な知識をコンパクトにまとめた「中小企業経営者のための技術契約マニュアル」をご紹介します。
このマニュアルは、法律や知的財産に関する専門知識を持たない人向けに作成されたもので、以前ご紹介した「知っておきたい特許契約の基礎知識」と比較して、必要最小限の事項が分かりやすく説明されています。
たとえば、この資料には次のような契約を結ぶ際のポイントも掲載されています。
- 秘密保持契約
- 共同研究契約
- 業務委託(受託)契約
- 共同出願契約
- 実施許諾(ライセンス)契約
- 譲渡契約
- オプション契約
- OEM契約
- 技術指導契約
この他に、交渉の流れやその前に調べるべき事項についても記載されており、非常に役立つ資料だと思います。
是非ダウンロードしてみてください!
さて、ライセンス契約書を作成する際に役立つ資料として、いくつかの資料をご紹介しましたが、ライセンス契約書を作成する前の交渉の段階でその内容がほとんど決まってしまいます。
実務では、契約書に落とし込むことを前提に交渉を行っていきます。
営業等の経験があり、相手との交渉に慣れている人でも、契約法や知的財産法の知識がないと、思わぬところで足元をすくわれてしまうかもしれません。
重要な技術契約交渉を行う際には、交渉の経験が豊富な弁理士等の専門家に相談しつつ契約書にまとめた方が良いと思います。
ライセンス契約等に不安がある方は、弊所にご相談ください。
今日は以上です。