デザイナーの仕事の範囲とは?
こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。
先日デザイナーさんとロゴテクト・サービスに関する打ち合わせを行いました。
その時に、日本のデザイナーと海外(特にヨーロッパ)のデザイナーの仕事の範囲について興味深い話が聞けましたので、それについて書きます。
そのデザイナーさん(もちろん日本人)の話によると、ヨーロッパのデザイナーの中には、建築士であっても建物のデザインもすれば、建物の中のインテリア空間のデザインや照明のデザインもするような、オールラウンドにデザインをする方もいるそうです。
一方、日本のデザイナーのほとんどは、○○デザイナーとして自分の仕事の範囲を制限しているそうです。そのデザイナーさんは、「仕事の範囲を制限をしなければ、面白い仕事もできるのに」ともおっしゃっていました。
お客様のお話を聞いていると、最初に考えていたこととは違ってくることがあると思います。その時に、「私は○○のデザインしかできません」と言ってしまうと、そこで話が終わってしまい、せっかくのチャンスを逃してしまうのではないでしょうか?
弊社でも、当初は商標に関するご相談かと思っていたら、お客様が本当に気にしていたのはライセンス契約のことだったということもありました。
日本のデザイナーさんも仕事の範囲を制限せずに、いろんな仕事に積極的に取り組んで欲しいと思いました(もちろん、できないこともあるとは思いますが。)。